1番牛に174万円/肉用牛初競り
県内過去最高額に沸く
JAおきなわ宮古家畜市場の2017年初競りが19日開かれ、1番牛に子牛としては県内過去最高額となる173万9880円(税込み価格)が付いた。1頭平均価格は80万円台、平均キロ単価も3056円と過去最高水準の高値。成牛を含む販売額は3億4400万円の大商いだった。市場は終日大いに沸いた。
初競りには、子牛406頭が上場され、全頭が競り落とされた。平均体重は264㌔だった。
1頭平均価格は80万6627円と昨年の10月競りに続く史上2番目の高値が付いた。前月と比べて2万1712円高となった。
性別にみると、去勢が84万7804円(前月比1万1032円高)、雌が73万6351円(同比2万1091円高)となった。
平均キロ単価は前月比77円高で3000円台の取引が成立。性別は去勢が前月比56円高3139円、雌は同比76円高2905円とそれぞれ高値が付いた。
県内最高額を付けた牛は上場1番牛。電光掲示板に示される競り値は161万1000円(税抜き)まで上昇した。2番牛、3番牛も140万円を超えた。
その後も80万円を超える子牛が続出。初競りは祝儀相場で終日にぎわった。
成牛を含む上場頭数は439頭で、全部競り落とされた。1頭平均価格は78万4388円、平均キロ単価は2815円だった。
最終的な販売額は3億円を突破。全国的な傾向として続く素牛不足による高値取引を印象付けた。17年の肉用牛競りは、最高の形でスタートを切った。
宮古地区の肉用牛競りは高値が続いており、16年の販売額は過去最高の45億4625万円。今年も高値安定取引が期待される。