産業・経済
2017年1月21日(土)9:03
葉タバコ定植始まる
昨年12月に播種、上質作柄願う
昨年12月の播種以降、順調に育苗した2017年産葉タバコを管理作業車を使って本畑に定植する作業が20日、宮古の一部地域で本格化した。このうち上野地区の生産農家では、管理作業車に乗り、植え付けながら前年以上の上質作柄と反収増を願った。4月から収穫予定。
上野葉たばこ生産振興会(太田彰会長、会員農家27戸)は昨年12上旬、上野豊原の農業用ハウス内で種まきを実施した。その後、発芽した苗は27戸に配布され、一本一本をポットで丈夫に育苗した。
この日の午前は小雨が降る肌寒い天気。生産農家は厚着姿で管理作業車に乗り込み、積み込んだ苗をマルチ張りされた本畑に植え付けた。
2016年産葉タバコの実績は、買入重量1109㌧、総販売額約21億8000万円。平均反収192㌔。17年産の平均反収は226㌔を目標に掲げている。
上野地区で20日、夫婦で管理作業車に乗って定植作業に精を出していた夫婦は「今年の苗は昨年以上の作柄だ。成長と収穫が楽しみです」と笑顔で語っていた。