12月までに57万人/16年度入域観光客数
前年度比17万9000人増/70万人達成の可能性
2016年4月から12月までの宮古島市への入域観光客数は57万1285人となり、前年度同期実績の39万2063人を17万9222人上回った。12月単月でも前年比6334人の増となった。市観光商工局観光課がこのほど発表したもので、羽田と関西からの宮古直行便が好調なことが主要因と分析。3月までこのままの勢いで観光客数が伸びれば年間70万人に届く可能性もあるとの見方を示す。
16年度は4月から10月までにクルーズ船が計85回寄港し、前年度比11万4206人増の12万3578人が来島し、入域観光客数を大幅に押し上げた。
空の便では昨年度までは日本トランスオーシャン航空(JTA)の羽田-宮古線しかなかった本土直行便を、16年3月から全日空(ANA)が羽田-宮古線を新規就航、前年度は期間限定運航だった関西-宮古線を通年就航としたことから、1日1往復2便しかなかった本土直行便が両社で3往復6便に増加。9月と10月8、10日にはANAが羽田-宮古線を1日2往復4便に増便したことなども観光客数増に貢献している。
その結果、16年度の宮古島市への入域観光客数は11月末時点で53万3013人となり、過去最高を記録した15年度1年間の51万3601人を上回った。12月単月でも前年同月実績の3万1938人を6334人上回る3万8272人を記録した。
市観光課では「羽田、関西の直行便の搭乗率が良いと聞いている。このままの勢いで1月から3月も伸びていけば、年間70万人に到達するのではないか」と年間51万人からの大幅増に期待を示す。