ピアノ演奏で魅了/福田直樹さん
鏡原中で鑑賞教室
鏡原中学校で26日、ピアニストの福田直樹さんの演奏を聴く鑑賞教室が開かれた。福田さんはバッハやモーツァルト、ショパンを演奏して生徒をクラシックの世界に引き込んだ。
福田さんは、世界各国で演奏するピアニスト。訪問コンサートにも力を入れており、福祉施設などを訪問して、コンサートに行きたくても行けない人のための活動を続ける。宮古島での訪問は9度目。
福田さんはバッハの曲を皮切りに演奏を始めた。生徒は、福田さんが奏でる繊細で大胆なピアノの音にくぎ付けだった。
曲の合間には講話も。福田さんは①記憶力②体力③美しさ-という三つのテーマを軸に話を進めた。
記憶の定着には睡眠を勧めた。「1日に覚えられる量は決まっているが、私は1日3~4回眠って記憶を定着させる」と話した。
体力については「世界の音楽コンクールに出場する日本人は、体力で負けてしまうことがある。体力を鍛えてほしい。体力があれば夢は広がる」と話した。
美しさは「相手に心地よく思ってもらえる言葉が美しい。相手に自分の言葉がどう届いているのかを常に意識してほしい。きれいな言葉は幸せな人生につながると思う」と語った。