駐屯地設計業務など発注/沖縄防衛局
宮古陸自配備で計3億4000万円
防衛省が進めている宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、沖縄防衛局はこのほど、隊庁舎などが盛り込まれた「駐屯地新設建築設計」業務などを発注した。落札額は計3億4060万円。沖縄防衛局は、駐屯地予定地である上野野原のゴルフ場、千代田カントリークラブで用地測量調査費などの調査業務に着手しており、今後さらに配備に向けた整備が進みそうだ。
発注者と業務名及び落札業者、落札額などは、1月26日付の沖縄建設新聞発行の日刊建設ニュースに掲載された。
各業務は一般競争入札で行われ、12月8日に開札された。内訳は▽宮古島駐屯地新設建築設計(その1)8660万円(落札業者・泉創建エンジニアリング)▽同(その2)6550万円(同)▽同設備設計(その1)4550万円(現代空調研究所)▽同(その2)4000万円(同)▽同(その3)3750万円(産研設計)▽同土木設計6550万円(パシフィックコンサルタンツ)-となっている。
千代田カントリークラブに配置が予定されているのは、災害を含む各種事態が発生した際に迅速に初動対応をする「警備部隊(普通科)」、島しょ部に対する侵攻を可能な限り洋上で阻止し得る「地対艦誘導弾部隊」、地対艦誘導弾部隊と連携し、作戦部隊及び重要地域の防空を有効に行い得る「中距離地対空誘導弾部隊」で、部隊の人員規模は合わせて700~800人の予定。
予定地には隊庁舎(事務所)4棟、宿舎6棟、車両整備場2カ所、食堂・福利厚生施設、倉庫などの建設が計画されている。
2017年度は隊庁舎など建物建設を含む310億7000万円が予算計上されている。