11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2017年2月1日(水)9:06

有効求人倍率1.61倍/ハローワーク宮古

過去最高を大幅更新/人材不足より深刻に

 宮古公共職業安定所(ハローワーク宮古、知念宏和所長)は31日、管内12月の雇用情勢を発表した。それによると有効求人倍率は過去最高の倍率を記録した11月の1・44倍を0・17ポイント上回る1・61倍と大幅に上昇。6カ月連続で最高値を更新した。求職人数が初めて800人を割り込むなど求職者の減少が主な要因で、ハローワークでは人材不足の状況がより深刻になりつつあるとの認識を示す。

 管内12月の月間有効求人数は前年同月比221人(23・1%)増加しているのに対し、有効求職者数は732人で207人(22・0%)の大幅減となった。その結果、求職者1人当たり何件の求人があるかを示す有効求人倍率は前年同月比0・59ポイント増の1・61倍となり過去最高を更新。県内のハロワーク内でも最も高い倍率となった。

 新規求人数は438人で前年同月比74人(20・3%)増加。産業別に見ると建設業や卸売・小売業、宿泊・飲食サービス業などで新規求人が増えている。

 それに対し新規求職申込件数は22件(12・8%)減の150件。そのうち現在働いている在職者による新規申込件数は45件(30・0%)だった。

 就職件数は4件(4・4%)減の87件で、そのうち県内就職は82件、県外が5件だった。

 有効求人倍率が大幅に上昇した理由について知念所長は求職者の減少が主要因との考えを示した上で、「管内で求職者数が700人台になるのは今回が初めて。人材不足で人材を取り合う状態になっている。より良い待遇を求めて在職中に求職する人も増えている。事業所は雇用環境の改善やさまざまな働き方を導入するなどしなければ人材確保が難しくなってきている。行政が人口増加のための何らかの対策を講じなければならない段階に来ているのではないか」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!