地元就職、採用に期待/適職発見フェア
企業20社、求職者約30人が参加
宮古島に地域特化した就職説明・面接会「会って、話して、見学できる」適職発見フェアin宮古島市(主催・県)が3日、市中央公民館で開催された。宮古島エリアの多種の企業20社が参加。一般や学生の求職者ら約30人が訪れ、企業担当者から直接、業務内容などを聞き、また職場見学で自分の理想にあった企業を探した。求職者らは、地元就職・採用に大きな期待を込めていた。
求人おきなわ内にある適職発見プロジェクト事務局が、県から2016年度地域巡回マッチングプログラム事業(沖縄振興特別推進交付金活用事業)の委託を受けて実施した。
同プロジェクトは、求職者と企業の出会いの場を増やし、採用におけるミスマッチを解消するのが目的。就職説明・面接会の対象は全ての求職者(一般・今春卒業予定の高校生・大学生など)だった。
求職者が企業との面接前に、専属キャリアカウンセラーがプロジェクターを使って活用説明会を行った。ハローワーク宮古島が昨年12月に発表した11月資料に基づき、求人の多い職種について紹介した。
「宮古島ではクルーズ船の寄港、航空便の増便に伴い、卸小売業、サービス業など、観光系の求人が増えた。医療・福祉関連職種は、それ以前から安定して求人件数が多い。また事務職は求人件数65件に対し、求職希望者は188人、倍率は0・35倍で狭き門である」と語った。
また「皆さんの本日の参加目的は、応募企業、職場見学企業と出会うこと。就職に近づく、就職の方法と出会う。笑顔を忘れずに、挨拶ははっきりと元気よく」と激励し、就職の成功に期待を込めた。