花と食フェスが開幕/「地産地消」テーマに
宮古含む161企業・団体出店/きょうまで奥武山公園
【那覇支社】「地産地消」をテーマに、県産農水産物の消費拡大と生産振興に向けた「おきなわ花と食のフェスティバル2017」(主催・同推進本部)が4日午前、那覇市の奥武山総合運動公園と県立武道館で開幕した。あす5日まで。
キャッチフレーズは「てぃだサンサン 食べたらがんじゅう 沖縄産!」。今回は161企業・団体が出店した。沖縄の新鮮な農林水産物や加工食品を使った料理の試食会や展示即売、ものづくり体験コーナーでは、大勢の家族連れや観光客などでにぎわいを見せた。
県内の食品業者による「おきなわ島ふ~どグランプリ」では、県産食材を使った加工食品が出品され、試食した来場者の投票で順位を決める。宮古島市からオルタナティブファーム宮古が地元産黒糖の加工品でエントリーしている。
また、「まーさん市場」の県産肉バーベキューコーナー、「サーターヤー」での黒糖製造の実演や試食なども行われる。有機農産物など環境保全型農業展示や農林水産物の生産振興に関する試験研究を紹介するコーナーを設けている。
一方、武道館では県産花き・野菜・果樹の品評会・表彰式のほか、フラワーデザインコンテスト公開審査、生け花教室なども開かれる。
開会式で、推進本部長の大城勉JAおきなわ理事長は「会場は食に関する情報が満載であり、安全安心で新鮮な県産農林水産物を通して、沖縄らしい食文化の創造や再発見を実感してほしい」とあいさつした。
翁長雄志知事(代読・浦崎唯昭副知事)は「県は沖縄21世紀ビジョン基本計画に基づき、沖縄ブランドの確立やアジア市場を中心にした情報発信を行い、県産農林水産業の振興を進めていきたい」と述べた。
フェスティバルは午前10時から午後6時まで。2日間の来場者数は16万人を目標にしている。