宮古関係30人を表彰/県民生委員児童委員大会
【那覇支社】「広げよう地域に根ざした思いやり」をテーマに、民生委員制度創設100周年記念の第29回県民生委員児童委員大会(主催・同協議会、県社会福祉協議会)が9日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催された。県内の各市町村で長年にわたり民生委員児童委員活動に尽力した444人、3団体の貢献をたたえる表彰式を行い、宮古島市から29人、多良間村の1人が表彰された。
同大会は3年に1度開催されるもので、表彰式のほか、記念講演会や「大会宣言」を採択した。大会宣言では▽住民参加の支えあいのまちづくり▽子どもの夢と希望を実現する社会づくり▽災害に備えた地域づくり▽人権を尊重した地域づくり▽民生委員児童委員活動の周知と一層の充実・発展の取り組みーを行動指針に据えた宣言文を採択した。
大会長の藏當博文同協議会長は「複雑、多様化する福祉課題に対応するため、今大会で掲げた五つの行動指針の下で、さらなる自己研さんを積んで地域福祉の推進にまい進してほしい」とあいさつした。
表彰式で永年勤続表彰を受けて、宮古島市の宮国三代子さんは「約40年前に伊良部に嫁ぎ、民生委員となって島の人たちとも仲良くなれて良かった。みんなに感謝したい。これからも少しでも役に立つよう頑張りたい」と話した。
宮古島市(多良間村)の受賞者は次の通り。
▽全国民生委員児童委員連合会長表彰(永年勤続)=中村尚司、宮国三代子、吉原愛子、新里洋子、多良間タカ子
▽九州社会福祉協議会長表彰(同)=仲村幸子
▽県民生委員児童委員大会長表彰(功労)=花城愛子、砂川栄、平良美千代(永年勤続)=川満廣俊、宮國サヨ子、比嘉初江、伊良部寛、砂川美枝子、平良裕子、手登根正吉、比嘉臣雄、佐和田涼子、佐和田貴美子、佐和田よし子、友利玄瑛、池間美津枝、島尻百合子、奥平実、狩俣公一、下地栄子、下地節子、西里梅代、下地美智子、津嘉山光子(多良間村)