世界戦へ宮古で合宿/プロボクサー比嘉選手
「チャンピオンになる」と宣言
プロボクシング東洋太平洋フライ級王者で世界ボクシング評議会(WBC)同級3位の比嘉大吾選手(白井・具志堅スポーツジム、浦添市出身、宮古工業高校卒)が20日、5月か6月の開催が見込まれているWBC世界戦に向けた一次合宿のため宮古入りした。比嘉選手は「しっかりと準備をして世界チャンピオンになる」と宣言した。
2014年6月にプロデビューした比嘉選手はこれまで戦すべてをノックアウト(KO)で勝利。現在、空位となっているWBCフライ級王座を決める決定戦が3月に同級1位と2位の選手で行われ、3位の比嘉選手がその勝者に挑む世界戦が5月後半から6月前半に東京で開催される見込みとなっている。
同じジムに所属する長濱陸、木村吉光、大湾硫斗の3選手と野木丈司トレーナーとともに来島した比嘉選手は宮古空港で県ボクシング連盟の下地恵茂理事らに出迎えられた。下地理事は「風邪などひかないよう体調に注意して良い合宿にしてほしい」と選手たちを激励した。
宮古工業高校でボクシングを始めた比嘉選手は「第2の故郷である宮古島で走り込みをしっかりして世界戦の準備をし、世界チャンピオンになる」と宣言するとともに「宮古には3年間しかいなかったが、宮古島でボクシングの土台を作った。今、世界チャンピオンの人は小さなころからボクシングを始めた人が多いが、高校から始めても頑張れば世界を取れるということを今の高校生たちに知ってもらい、ボクシング人口が増えるよう子供たちに頑張ってもらいたい」との思いを語った。
宮古での1次合宿は20日から27日までの7泊8日の日程で、主に走り込みを行うという。