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2017年2月22日(水)9:03
下地島空港で訓練開始/第一航空
多良間-石垣間運航にも期待
第一航空(大阪)の小型機(DHC-6-400)が21日、下地島空港で訓練を開始した。同航空沖縄事業所によると、4月半ばごろから那覇-粟国間の飛行訓練を実施する予定。多良間村では、現在運休している多良間-石垣間の路線に同航空が近い将来運航するのかどうか注視している。
同航空は2015年、カナダのバイキング・エア社から日本初の「ツインオッター」(DHC-6-400)2機を輸入した。その後、小型機は那覇-粟国の路線で運航。しかし、粟国空港で小型機が事故を起こし、那覇-粟国路線は運休した。
同航空は那覇-粟国路線の安全運航の再開に向け、下地島空港で訓練を始めたが、同空港での訓練は15年8月以来、2度目。
翁長雄志知事は昨年11月、同村を訪れ意見交換した。伊良皆光夫村長は、現在運休している多良間-石垣間の航空路線の早期再開などを要請した。
伊良皆村長は再開した場合の効果として▽利用者の利便性確保▽人的交流▽観光産業の発展▽地域産業経済の発展-を述べ理解を求めた。