予算決算委設置へ/議会改革調査特別委
常任委員会として新設/議員削減と併せ3月議会提出
宮古島市議会の議会改革調査特別委員会(下地明委員長)が27日、市役所平良庁舎で開かれた。新設する方針が確認されている当初予算と決算認定を審査する委員会を、特別委員会とするか常任委員会とするか協議した結果、常任委員会とすることを決めた。委員会設置などを定める市議会基本条例で定め、同条例の制定を求める発議を、議員定数を削減させる条例改正を求める発議とともに市議会3月定例会に提出する。
同委員会ではこれまで、議会の基本理念などを定める市議会基本条例の制定についてや議員定数について審議を行い、基本条例を制定すること、議員定数を現在の26人から2人減の24人とすることを決めていた。
今回の委員会では市議会基本条例の中で定める予算決算を審査する委員会の位置づけについて、必要に応じて議会の決議により設置する特別委員会とするのか、常設となる常任委員会とするのかを審議。協議の結果、当初予算を審査する3月議会と決算認定を審査する9月議会で設置が必要となることから常任委員会とすることを決めた。
当初予算と決算認定は従来、議会から付託を受けた総務財政、文教社会、経済工務の3常任委員会が分担して審査を行ってきた。予算決算委員会が設置されれば同委員会で一括して審査を行う。
市議会基本条例の制定と議員定数を削減させるための条例の一部改正を求める発議は、市議会3月定例会の最終本会議で下地委員長から提出される。可決されれば、予算決算委員会は市議会9月定例会から審査をスタート。24人の議員定数は今年10月に実施が見込まれる市議会議員選挙から適用される。