笑顔で514人巣立つ/宮古地区4高校で卒業式
宮古地区の県立4高校で1日、卒業式が開かれ、514人の卒業生が母校に別れを告げた。各校では、在校生や父母、学校職員らが卒業生の門出を盛大に祝福。式後はたくさんの花束や菓子を贈って新たな世界での飛躍を願った。お祝いの言葉を受けた卒業生は、これまで支えてくれた周囲の人たちに対する感謝の気持ちを胸に、それぞれの夢や目標に向け通い慣れた学びやを巣立った。
宮古高校(273人)
在校生を代表して生徒会長の西里吏央君が「先輩たちと過ごした2年間の思い出はかけがえのないもの。3年生が卒業する今、そのバトンは私たちに受け継がれる。先輩たちが築き上げた伝統を守り、宮古高校をさらに誇り高き学校にするよう頑張りたい」と送辞を述べた。
答辞では、卒業生を代表して下地加緯君と高江洲寧音さんが「宮古高校で大切な仲間、先生方、後輩に出会うことができた。両親をはじめ、私たちを支えてくれた人たちへの感謝と宮高の卒業生としての誇りを胸に新しい未来への一歩を踏み出したい。本当にありがとう」と感謝の言葉を述べた。
最後は全員で「仰げば尊し」を合唱。学びやで過ごした3年間を思い出しながら、頬を伝う涙をハンカチでぬぐう女子生徒や、笑顔で互いにこれからの検討を誓い合う男子生徒の姿も見られ、高校生活最後の思い出を胸に刻んでいた。
そのほか卒業式では、皆勤生徒の表彰も行われた。
被表彰者は次の通り。
【12カ年皆勤】荷川取春佳▽伊良部里佳▽尚輪華
【6カ年皆勤】下地未来▽山内滉▽波平夢真
【3カ年皆勤】狩俣あおい▽宮川有紀▽新里希和▽伊計勝博▽下地沙羅