外間、佐久田さんに修了証書
高校生国際芸術交流報告会
【那覇支社】県の高校生芸術文化国際交流プログラムで派遣された、宮古高校2年の外間ひかるさんや宮古総合実業高校2年の佐久田百梨花さんら総勢人の交流報告会が7日、県庁で行われ、平敷昭人教育長から修了証書が手渡された。
同プログラムは、県のグローバル・リーダー育成海外短期研修事業の一環として、芸術文化活動に励む高校生を海外に派遣して、現地の若者らと交流を深めさせるもの。
今年度は音楽部門の20人が2017年1月5~11日までオーストリアのウィーン、美術・工芸部門と郷土芸能部門の各20人は2月4~9日までマレーシア、シンガポールに派遣され、演舞・演奏の披露や鑑賞、実技レッスンなどを体験した。
平敷教育長は「今回の国際交流での経験を糧に、より一層頑張って、今後の人生に羽ばたいていくよう期待したい」と激励した。その後、3部門代表の生徒がそれぞれの交流や研修の成果を発表した。
報告会を終えて、音楽部門の外間さんは「ウィーンの古楽器博物館で自分も吹くトランペットの歴史が見られて、とても勉強になった。レッスンでは音が良いと褒められてうれしかった。今後は技術の向上に向けて練習に励み、英語の勉強にも力を入れたい」と話した。
芸能部門の佐久田さんは、報告書に「言葉は通じなくてもジェスチャーや舞踊などでも心は通じ合えると感じ、感動した。もっと沖縄の文化を世界に広めていきたいと思えたので、自分の技術を磨いて頑張りたい」とするコメントを寄せた。