きび生産量40万㌧台へ/16―17年産
市が見込み量示す/市議会一般質問
市議会(棚原芳樹議長)3月定例会は17日、一般質問の初日が行われた。5人の市議が市の各種諸課題について当局の見解をただした。サトウキビの今期(16―17年産)見込みの質問に砂川一弘農林水産部長は「沖縄製糖宮古工場、宮古製糖城辺工場、同伊良部工場の合計で38万944㌧を見込んでいる」と報告した。すでに搬入量の修正を終えた宮糖多良間工場の2万3495㌧の見込み量を加えると、全体で40万㌧を超えることがわかった。下地明氏の質問に答えた。
今期の生産見込みについて、砂川部長は「台風や干ばつの被害がほとんど無く、気象条件にも恵まれたことが大きく前期を大きく上回る見込みとなっている」と説明した。
砂川部長によると、当初の生産見込みは34万1000㌧としていたが操業開始以来、さらに増産が見込まれ、1~2月の再調査の結果、これまでの見込み量をさらに上回る見込みであることが報告された。
各工場別では、沖縄製糖宮古工場が16万5000㌧、宮古製糖城辺工場が14万4855㌧、同伊良部工場が7万1089㌧で3工場合計では38万944㌧を見込んでいる。
さらに、搬入量の修正を終えた宮糖多良間工場分を加えた概算の地区全体の見込み量は40万4439㌧となっている。