ゴーヤー出荷がピーク/16年度産
反収良く豊作型/インゲンも好調に推移
2016年度産のゴーヤーが出荷のピークを迎えている。JAおきなわ宮古地区農産物集出荷場では1日平均6~7㌧を搬入。前期に比べると反収も良い。農家戸数、収穫面積共に減少しているが、販売計画の900㌧を上回る勢いだ。単価は平年並みの水準に伸びている。インゲンの出荷も好調に推移している。
ゴーヤーは気温の上昇で肥大が進み、一気に出荷のピークに突入している。集出荷場では前年の同じ時期と比べて100㌧以上多く受け入れている。反収の良さを裏付ける数字だ。今後はさらに増え、1日平均10㌧を搬入する見通し。
18日午前、集出荷場にゴーヤーを運んだ砂川好徳さんは「今年のゴーヤーは量が良い」と評価。一層の単価の上昇を期待した。
JA宮古地区営農振興センターによると今期産は豊作型。担当者は「前期より農家戸数も面積も減少しているが、計画している出荷量を上回る勢いがある」としており、気象条件に加えて生産農家の栽培技術の向上を要因に上げた。
出荷先は関東、関西、九州各方面にまたがる。昨年8月、JAが事務所を開設した関西方面の取扱量が増える見通しで、販路の拡大が期待される。
ゴーヤーの16年度産販売計画は出荷量900㌧、販売金額は3億5500万円に設定。前年度に比べて出荷量で112㌧、金額で2400万円増だが、達成に向けて視界は良好だ。
インゲンも出荷のピークを迎えている。16年度は出荷量70㌧、7700万円の販売金額を計画。JAによると達成の公算は大きい。
トウガンは気温の上昇で肥大化が見られ、間もなく出荷に勢いが出てくる。カボチャは5月に2期作の出荷が始まる状況だ。
JA宮古地区営農振興センターは「販路の拡大に向けて関西に事務所が新設されている。今後さらに販路を増やして生産拡大につなげたい」としている。