「延長」か「終了」判断へ/観光プロモ百条委
報告書案で問題点抽出
市の観光プロモーション事業に関する市議会の調査特別委員会(百条委員会、濱元雅浩委員長)の第12回委員会が23日、市役所平良庁舎で開催され、今後の審査方針について協議した。同委員会ではこれまでの問題点を抽出するために報告書案を作成し、それを踏まえて審査を「延長」するのか「終了」するのかを3月定例会最終本会議(27日)までに判断するとしている。
これまでの審査では、同事業を受注した「宮古島まちづくり研究会」の関係者や当時の市の担当者、同研究会が市に紹介したとされる埼玉県の2社の代表に対する証人尋問などが行われてきた。
多くの疑問点が解消されていない中で、最も重要なカギを握るとされている同研究会の当時の事務局長と連絡が取れない状況が続き、尋問ができておらず、こうした状況をどう判断するかが「延長」と「終了」の分かれ道となりそうだ。
濱元委員長は「3月定例会でこの審査を終了するという方向を残したまま、報告書案を作成して、それを委員で議論し『終了』か『延長』の判断を下したい」と述べた。
委員からは「当時の事務局長の尋問がなかなか実現しない状況のまま時間だけが過ぎるのは問題がある」との意見や「しっかり真相解明すべき」などの意見が出された。