産業支援ファンド事業で成果報告/オルタナティブファーム宮古
【那覇支社】県産業振興公社は日、沖縄の特徴を生かした産業を支援する「OKINAWA型産業応援ファンド事業」の成果報告会を那覇市で開催した。2016年度に支援を受けた企業のうち10社が出席し、県産山芋を使った商品や、無農薬サトウキビを活用した菓子を開発したことなどを報告した。
宮古からは未完熟マンゴー(摘果)で商品を開発している農業生産法人オルタナティブファーム宮古(松本克也代表)が、これまでの取り組みを説明した。
同ファンド事業は、沖縄の重点産業(健康・バイオ・観光・環境等)での新商開発や地域活性化につながる取り組みに対して補助するもので、来年度までの10年間の事業として実施されている。
支援の内容は、①地元の資源を活かした事業の立ち上げを助ける「地域資源活用支援事業」(助成率80%、上限500万円)、②商品の開発を助成する「新商品開発支援事業」(助成率75%、上限1000万円)など。
報告会でオルタナティブファーム宮古の松本代表は、品質を向上するために使用するマンゴーの大きさを規格付けたことや、観光客向けの販売を強化するマーケット戦略を構築したことなど、これまでの取り組みを紹介した。参加者達は、各企業の説明に熱心に聞き入っていた。