産業・経済
2017年3月26日(日)9:06
県漁業産出額195億円/4年連続増
マグロ類な ど増える
【那覇支社】沖縄総合事務局は21日、2015年の県漁業産出額は前年比4・1%増の195億円だったと発表した。養殖業の産出額は17・0%減の68億円だったが、養殖以外(海面漁業)は127億円と20・5%増えた。漁業産出額は4年連続の増加となり、1973年以降のピーク266億円(91年)と比較して73%まで回復した。
好調の要因として総合事務局は、マグロ類のビンナガ・キハダとイカ類の産出が増えたのが理由と分析している。
漁業産出額の内訳は、養殖魚類が14・4億円(前年比7・5%減)、養殖車エビ21・0億円(同15・6%減)、モズクなどの養殖海藻類30・5億円(同22・3%減)。
海面漁業ではマグロ類が79・1億円(同22・6%増)、カジキ類4・6億円(同2・7%増)、カツオ類1・6億円(同43・4%増)、イカ類18・6億円(同37・8%増)、ウニ類100万円(同83・3%減)だった。
好調なマグロ類だが、クロマグロは1・2億円(同10・6%減)、メバチは33・3億円(同6・9%減)となった。