快晴の下、海びらき/与那覇前浜ビーチ
真っ白な砂浜に歓声響く
宮古島の初夏と本格的な観光シーズンを告げる2017年「海族(かいぞく)まつり・第39回サンゴの楽園未来まで 集まれ! 遊ぼう! 宮古島の海びらき」(主催・宮古島観光協会)が2日、与那覇前浜ビーチで開催された。雲一つ無い晴天の下、同ビーチの真っ白な砂浜に約2500人(主催者発表)が訪れた。この日はイベント前から波浪注意報が発令されていたことから、海には入らず初泳ぎはビーチに設置された簡易のプールで行われた。
オープニングでは、第43代ミス宮古島らが高らかに海びらきを宣言。宮古島観光協会の豊見山健児会長、下地敏彦市長ら関係者がテープカットで本格的な夏の到来を告げた。
あいさつ豊見山会長は「海びらきは海洋レジャーシーズンの幕開けを告げるイベント。自然の恵みに感謝しながら、この海びらきを通して宮古島の誇れる美しい海を広く内外に発信したい」とあいさつした。
来賓あいさつでは、下地市長、多良間村の伊良皆光夫村長が「きょうは楽しいひとときを過ごすとともに、このイベントを機に多くの観光客が訪れてることを期待している」と述べた。
会場では、ビーチフラッグのほか、5人一組のチームによる綱引きやビーチ相撲など、人気のゲーム機が当たる宝探しゲームなど多彩なプログラムが催され、会場には歓声が響いた。
この日は最低気温が1月下旬並の15・9度と冷たい風が吹く肌寒い1日となったが、頭上から降り注ぐ太陽の温かさを感じながら、参加者たちは、海びらきを満喫していた。
上野から4人の子供たち(美空ちゃん、元太君、ひらりちゃん、愛佳ちゃん)と夫の洋太郎さんと一緒に訪れた川満佳子さんは「毎年海びらきは参加している。いよいよ夏が始まった感じがする。今年も子供たちといっぱい海で遊びたい」と笑顔になった。
初泳ぎを終えた美空ちゃんは「寒かったけど楽しかった」と元気いっぱいに話し、初泳ぎ証となるリストバンドとあめをもらって大喜びだった。