政治・行政
2017年4月4日(火)9:02
子の見守りを強化/中央児相
宮古分室が業務開始
虐待事案に対応する県中央児童相談所宮古分室が3日、業務を開始した。県宮古福祉事務所内に分室を設置、同事務所の野原勝所長が室長を兼任する。市や児童家庭支援センターとも連携し、宮古島市内の子の見守り態勢を強化する。
分室開設に当たり、野原分室長は「宮古島市、多良間村、児童家庭支援センターなどと連携し、虐待の早期発見に努めたい。関係団体が一丸となり、虐待から子供を守るシステムを強化していく」と述べた。警察や学校、教育委員会、地域との連携も挙げ、「圏域全体で宮古の子供を守っていきたい」と強調した。
宮古分室には正規の職員1人と、分室長ほか兼任職員3人を配置。非常勤の職員1人が虐待対応協力員として業務に当たる。
虐待を受けている児童を保護したり、虐待が疑われる家庭を訪問したりして子供たちの安全を守る。
日中の対応時間は平日の午前8時30分から午後5時15分まで。それ以外の時間帯は虐待ホットラインに転送されるため、事実上24時間態勢で虐待事案に対応できる仕組みが整う。電話番号は75・6505。