宮古で志の輔さん落語
6月2日、チケット9日から発売/実行委が会見
NHK「ためしてガッテン」の司会として知られる落語家の立川志の輔さんの「志の輔らくごin宮古島」(主催・同実行委員会)が6月2日、マティダ市民劇場で行われる。日本でチケットが取りにくい落語家の一人で、古典はもとより新作落語でも高い評価を受けている。チケットは全席自由で前売り、当日ともに3000円。9日から、TUTAYA沖縄宮古島店で発売される。
沖縄落語確立を目指して高座で活躍している弟子で「志ぃさー」こと藤木勇人さんも出演し芸を披露する。
藤木さんと実行委の藤澤雅義さんが4日、市内ホテルで会見し、多くの市民の来場を呼び掛けた。
大相撲宮古島場所の巡業主催者に当たる「勧進元」を務めた藤澤さんは「志の輔師匠は円熟味が増し、油が乗り切った一流の落語家」と紹介。「師匠の落語を聞いた後は『よし、明日から頑張ろう』という気持ちになれる」と話した。
藤木さんは「笑って、泣いて、感動するという至福の時間になる。ぜひとも生で聞いてほしい」と呼び掛けた。
藤木さんによると、全国問わず落語ファンが急増し、全盛期を迎えているという。「景気が良いといっても、根本的な精神の支えを失ったり、生活に困窮する人たちが増えている。落語は庶民に直結する話で、貧乏を笑い飛ばし、力強く生きていくエネルギーに変えていこうということではないか」と話した。
問い合わせは実行委員会(電話080・9682・1591)まで。