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産業・経済
2017年4月6日(木)9:03

総量1082㌧、2億8109万円/伊良部漁協

16年度魚介類取扱高 前年比210㌧増


住民らはマグロやカツオの大漁を喜んでいた=5日、佐良浜漁港

住民らはマグロやカツオの大漁を喜んでいた=5日、佐良浜漁港

 伊良部漁協(漢那一浩組合長)は5日、2016年度の魚介類取扱高(速報値)をまとめた。それによると、前年度と比べ総量が210㌧増の1082㌧、総額が3743万円増え2億8109万円の大漁だった。漢那組合長は「昨年は台風が少なく、気象に左右されない日が多く出漁回数が増えた。それが大漁につながった大きな要因」と分析している。

 同漁協所属の漁船は17年3月末現在、カツオ一本釣り漁船が4隻、小型漁船が30隻。その他にアギヤー(大型追い込み漁)、潜水漁に従事する漁船などが所属している。

 カツオ一本釣り漁船と小型漁船は、伊良部島の沖合に設置されているパヤオ(表層浮き魚礁、中層浮き魚礁)周辺を中心に操業し、カツオ、マグロ類(主にキハダ、メバチ)などを水揚げしている。

 16年度の総量1082㌧のうち、カツオは553㌧、マグロ類452㌧の計1005㌧の水揚げがあった。総量のほぼ9割はカツオ・マグロ類が占めている。

 ここ数年、夏季に南方から黒潮に乗って来遊する大物カツオが減少の傾向にあると指摘されている。

 漁師らは「南方で大型巻き網漁でカツオを大量に水揚げしているいう情報がある。それが原因の一つで、伊良部では大物カツオの水揚げが減っている」と憂慮している。

 漢那組合長は「大物カツオの群れが増えると、水揚げ量は増加する」と語った上で「新年度も組合員の航海安全と大漁を祈り、漁家経営と健全な漁協経営を目指したい」と決意を新たにした。


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