問題意識持ち業務を/市研修会
新採用職員に市長講話
市の新採用職員を対象にした研修会が7日、市中央公民館で行われた。講師の下地敏彦市長が、法令などにのっとった公正で誠実な職務の執行を強調したほか、市が進めているプロジェクトを示して「皆さんは、市の大きなターニングポイントの時期に採用された。常に問題意識を持って業務に取り組んでほしい」と話した。
4月1日付で採用された26人(男性8人、女性18人)が参加した。
下地市長は「今行っている仕事は、何に基づいているのか、しっかりと確認することが必要」と述べ、法律や市の条例、規則などにのっとり段階的に業務を進めていくことを訴え。「市民のためにどのような行動ができるか、襟を正して仕事に向き合ってほしい」と呼び掛けた。
「皆さんは、宮古の歴史の中で一番重要な時に採用された。宮古は4、5年後には劇的に変わってくる」と述べ、下地島空港の国際化としての利活用や、大型クルーズ船の拠点港としての整備などを挙げ「世界のいろいろな国から人がやってくる。受け入れ態勢の整備が最大の課題だ」と指摘した。
完成したJTAドーム宮古島や、着工した未来創造センターが約40億円の建設費だったことを示した上で「市の負担をできるだけ少なくしようと、一括交付金や合併特例債を活用した」と強調。造るべき時期や経済の波及効果、市民の交流の場などを勘案した施設だとした。
精神的な豊かさを実感できる施策の展開が重要だとし「これから新庁舎や博物館の建設などで施設が充実してくる。そのまっただ中で君たちが活躍できる。しっかりと職責を果たして頑張ってほしい」と話した。