宮古島で人材育成イベント
ガサミ養殖の吉浜さん(伊良部)ら/出演今月29日前浜ビーチ
【那覇支社】今月29日に県内外で活躍する沖縄出身者らがスピーカー・パフォーマーとして出演する、1日限りの招待制イベント「0+Connecting Okinawa(オープラス・コネクティング・オキナワ)」を宮古島の与那覇前浜ビーチで開催する。
発起人で企画運営に携わる高校生起業家の仲田洋子さん(昭和薬科大付属高3年)らが6日、那覇市内で会見し発表した。仲田さんは「多様なロールモデルを見せることで、沖縄の人のパワーや自分にも何かできるかもしれないという次のステップへの原動力を感じてもらえる1日にしたい」と抱負を述べた。
イベントのウェブサイトで公募し、20~40代前半の50人を無料招待する。29日午前に日本トランスオーシャン航空(JTA)の特別機で宮古島入りする。出演者や宮古島の参加者50人との交流を通した若手の人材育成や人的ネットワークの構築を目指している。
スピーカーは、世界で初めてガサミの養殖に成功し伊良部島の自然保護に取り組む起業家・漁師の吉浜崇浩さんや石垣焼窯元の金子晴彦さん、シンガーの上間綾乃さんら、パフォーマーはBEGINの島袋優さん、三線奏者の渡口玲奈さん、現代画家の大城英天さんらが参加する。
イベントには琉球銀行やJTA、宮古島市などがパートナーとしてサポートとする。琉銀の川上康頭取は「地域の文化面や社会性を豊かにするには、いろいろな発想を持った人材が必要。わくわくしながら見守りたい」と話し、JTAの丸川潔社長は「沖縄では若くて有能な方々の活動が見られる。それらを発信していくことで、価値を高めていける場になってほしい」と期待した。