ケータイ・スマホ安全に/鏡原中
サイバー犯罪防止教室/鏡原中
安全学習支援授業「サイバー犯罪防止教室」が10日、鏡原中学校(宮城克典校長)で全校生徒76人を対象に行われた。インターネット、スマートフォン(スマホ)、携帯電話による犯罪や被害の未然防止について話した。宮古島署生活安全課少年係の久井信高係長が、「スマホの落とし穴」と題したDVDなどを使い、説明した。
宮城校長は「自分の身を守るため、また、相手を傷つけないため、しっかりと話を聞いてほしい」と生徒らに呼び掛けた。
久井係長はサイバー犯罪は▽匿名性が高い▽時間、場所に制約がない▽不特定多数の者に被害がおよぶ▽犯罪を行っている感覚に乏しい-などの特徴を挙げた。
また、サイバー犯罪被害を未然に防ぐためには▽出会い系サイトは利用しない▽ネットで知り合った相手とは会わない▽個人情報は容易に教えない-などを説明し、有害サイトにつながってしまった場合、不当な請求には応じないことや業者に対しては住所や名前、電話番号などの個人情報を絶対に教えないことを講話した。
さらに、一度ネットに流れた情報は、削除や回収が不可能なため、安易に画像や個人情報をアップしないことを強調した。
生徒会執行部の恩河直己君(2年)が「サイバー犯罪の危険性を知ることができた。また、一人一人の心構えで、被害を防げることも分かった」と述べた。