事業活動計画など承認/沖縄宮古民謡協 総会と懇親会
【那覇支社】沖縄宮古民謡協会(佐和田方恒会長)は9日、2017年度定期総会を那覇市内で開き、同度予算や事業活動計画などを全会一致で承認した。約130人の会員らが出席。懇親会では、交流を深めながらさらなる宮古民謡の普及、発展を目指していくことを再確認した。
懇親会であいさつした佐和田会長は「会長に就任して2年目を迎えられるのは、先輩役員や会員の温かい支援や協力のお陰であり、心から感謝したい。協会を盛り上げるため、今後とも会員と一丸となって一生懸命に頑張りたい」と抱負を語った。
来賓で沖縄宮古郷友連合会の古波蔵和夫会長が「協会の活動を見るたびに、会員の結束力や絆の強さを感じる。今後も歌や踊りを通して宮古の伝統文化を本土や世界に向けて発信してほしい」と祝辞を述べ、協会顧問の真栄里猛さん、兼島恵孝さんの音頭で乾杯した。
舞台は協会加盟の民謡・舞踊研究所による「とうがにあやぐ」「大世栄」「池漲間の主」で幕を開けた。
余興では舞踊の「太陽七つ」「根間ぬ主」や三線演奏などが多彩に披露され、会場を盛り上げた。最後は参加者全員で漲水のクイチャーを賑やかに踊り、互いの飛躍を誓い合った。
総会では16年度事業活動・決算・監査報告や17年度予算・事業活動計画を全会一致で承認した。
17年度の主催事業として、▽第3回とうがにあやぐ大会(4月30日、宮古島市カママ嶺公園)▽第38回民謡コンクール(7月16日、豊見城市中央公民館)▽第22回芸能祭(9月24日、浦添市てだこホール)のほか、▽第26回さんしんの日(18年3月4日、豊見城市中央公民館)▽18年度定期総会(同4月8日、マリエールオークパイン那覇)ーを開催予定している。
同協会は3月31日現在、加盟研究所が65団体、会員総数は348人で、うち顧問7人、理事(師範・教師など)100人、一般会員241人となっている。