にっぽん丸が入港/クルーズ船
今年初、国内客300人乗せ
大型クルーズ船「にっぽん丸」が11日、国内客の約300人を乗せて平良港下崎ふ頭に入港した。今年初の寄港。港では歓迎セレモニーが開かれた。乗客らはバスで観光に繰り出し、宮古島の自然を満喫した。
商船三井客船が所有するにっぽん丸の総トン数は2万2472㌧。全長は166・6㍍に及び、幅は24㍍ある。船客定員は最大524人となっている。
紺と白のツートンカラーの船体は午前9時ごろに接岸した。港では宮古島市がセレモニーを開き、乗客乗員の来島を歓迎した。
はじめに下地敏彦市長のあいさつを長濱政治副市長が代読した。クルーズ船の受け入れに当たって、ハード、ソフト両面の整備に着手しているとした上で「宮古島の自然を堪能され、心に残る楽しい思い出にしてほしい」と呼び掛けた。
ミス宮古島から花束の贈呈を受けたにっぽん丸の久保滋弘船長はプライベートでも宮古島に立ち寄ったことがあるという。「この思い出深い宮古島ににっぽん丸のお客さまを連れてくることができてうれしい。半日の時間だが、宮古島を楽しんでもらえると思う」と話すとともに、盛大なセレモニーに感謝を込めた。
乗客らはバスに乗って港を離れ、宮古島の自然環境を満喫。それぞれ船旅の思い出をつくった。