11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
産業・経済
2017年4月19日(水)9:05

来期も38万㌧達成を/サトウキビの日

緑肥まき土づくり/伊良部で関連セレモニー


緑肥としてヒマワリの種をまく下地副会長ら=18日、伊良部の佐和田地区

緑肥としてヒマワリの種をまく下地副会長ら=18日、伊良部の佐和田地区

 宮古地区農業振興会(会長・下地敏彦市長)は18日、伊良部の佐和田地区で 「さとうきびの日(4月の第4日曜日)」関連セレモニーを行った。県・市、サトウキビ生産農家など総勢人が参加。伊良部地区さとうきび生産組合の渡久山毅組合長所有のキビ収穫後の畑約60㌃に緑肥としてヒマワリの種をまいた。参加者らは、宮古地区全体で目標に掲げる生産量38万㌧の達成に願いを込めて播種した。伊良部地区での関連セレモニー開催は今回が初めて。

 「さとうきびの日」は、サトウキビの振興とサトウキビ作農家の生産意欲を向上させる目的で、県糖業振興会が1977(昭和52)年に制定し、今年で年の節目を迎える。制定以来、宮古では関連セレモニーを催している。

 式で、副会長の下地保造JAおきなわ宮古地区本部長は「今期のサトウキビ収量については、長年生産目標にしていた万㌧を大幅に上回る40万㌧を突破する勢いである。まだ沖縄製糖と宮古製糖伊良部工場が操業中で、間違いなく万㌧は突破する。来期に向けて増産体制を構築していきたい」とあいさつ。

 宮古農林水産振興センターの植田修所長は「今期の宮古地域のサトウキビは天候にも恵まれ、質・量ともに42万㌧余の大豊作となっており、大変喜ばしいことである」と強調した。

 その上で「県としては、今後とも関係機関の皆様とともに、サトウギの栽培技術指導、収穫・管理機械の導入、ほ場・かんがい施設の整備などを進めていく」と決意を新たにした。

 次いで渡久山組合長が増産宣言文を読み上げた。この中で「今期は気象条件等に恵まれ、非常に良い作柄となっている。去年の34万5000㌧を上回る40万㌧を超える勢いである。今後も『サトウキビは宮古の宝』を合い言葉に生産農家及び関係機関が一体となって増産に向けて鋭意努力する必要がある」と前置きし「土づくりの成果が出るように頑張ることを誓う」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!