現職と前職が出馬へ/多良間村長選
伊良皆氏23日、下地氏27日に表明
【多良間】任期満了に伴う多良間村長選(6月20日告示、25日投開票)で、2期目を目指す現職の伊良皆光夫氏(61)と、返り咲きを狙う前職の下地昌明氏(65)が出馬の意向を示しており、前回同様、2人による一騎打ちの公算が高まっている。伊良皆氏は23日午後4時から、下地氏は27日午後3時から、それぞれ自身の後援会事務所で正式に出馬を表明する予定だ。
村長選に向けては、両氏の支持者らが出馬を要請した席上、伊良皆氏は「これまで頑張ってきた成果を2期目にもつなげていきたい」、下地氏も「村長選挙を勝ち抜いて、村発展へつなげていきたい」とそれぞれ出馬に前向きな発言をしている。
前回(2013年)は、前副村長で新人の伊良皆氏と、3期目を目指した現職の下地氏との一騎打ちとなったが、伊良皆氏が11票差で下地氏を破り、初当選を果たした。
伊良皆氏は1955(昭和30)年5月25日生まれ。多良間村塩川出身。琉大短期大学部卒。79年宮古郡農協入り。退職後は多良間村助役、副村長を歴任。2013年6月の村長選で初当選。現在1期目。
下地氏は1951(昭和26)年10月11日生まれ。多良間村仲筋出身。拓殖大卒。81年村議会議員に初当選し5期連続務め副議長、議長を歴任。2005年6月の村長選で初当選し、2期務めた。
同村の選挙人名簿登録者数(昨年12月末)は、839人(男性458人、女性381人)。