平良中男子、準V凱旋/九州選抜卓球
全日本16強の力示す
卓球の第2回九州中学選抜大会は22、23両日、熊本県の玉名市総合体育館で男子団体の決勝トーナメントを行い、沖縄代表の平良中が準優勝に輝いた。3月の全日本大会16強の実力を証明した。優勝は明豊。24日に帰島した生徒は「来月のNHK杯では上位を独占したい」と意気込んだ。
団体戦はシングル4、ダブルス1の計5試合の結果で勝敗を決める。
予選リーグを突破した平良中は、決勝トーナメント1回戦で宮崎の高鍋西、2回戦で福岡の壱岐、3回戦では宮崎の日南学園を下して準決勝に進んだ。
準決勝は福岡の横代と対戦した。牧志卓磨、兼島研斗、砂川朝博の3人がシングルスを取って勝利、決勝進出を決めた。
決勝は3月の全日本2位の明豊(大分)。この試合はストレートで敗れて優勝はならなかったが、九州各県の代表33校の中で準優勝の快挙を達成した。
空港では学校関係者や父母が祝福した。下地研範監督は「生徒たちは1戦1戦強くなった。予選を含めると7連戦。いま持っている力を全部出し切ることができたと思う」と話し、戦い抜いた生徒をたたえた。
主将の横田恵叶君は「1人1人が目標を達成できた良い大会だった。次はNHK杯で上位独占できるように頑張りたい」と話し、次戦に意欲を見せた。
亀川昌彦校長は「高い目標を設定し、努力した成果を本番で発揮できる皆さんのすごさを感じた」と祝福した。その上で「この勝利を自信にして夏季総体を連覇し、もう一度九州大会に行こう」と励ました。