給食に期限切れゼリー
市内2校に合計80個
今月21日に市内の小中学校給食で提供された「シークヮーサーゼリー」の一部が、賞味期限切れだったことが25日までに分かった。
市教育委員会によると、この日、市内で提供された約4000個のうち、平良第一小学校で29個、北中学校で個の合計80個が賞味期限切れだった。
80個の賞味期限は4月5日となっており、提供時にはすでに2週間以上が過ぎていた。
市教委に21日中に両校から報告があり、このゼリーを納入している「県学校給食会」に伝えた。
これを受けて、同給食会の役員が24日に市教委を訪れ、出荷管理に問題があったとして謝罪するとともに原因を究明し、健康面への影響などについても調べて後日報告することになっているという。
宮國博教育長は「これを食べた児童生徒から体調不良などの訴えはないが、市教委としては、賞味期限が切れている食品が搬入された原因をしっかり究明してほしいと求めた。また、再発防止のために私たちもチェック体制を強化することを検討したい」と話した。
市教委によると、給食で提供される食品については、市の栄養士が通常は決められた個数を抜き取ってサンプリングしているほか、市が給食の調理を委託しているオーディフ(浦添市)でも、同様のチェックをしていたとしている。
仲宗根均教育部長は「サンプリングについて、市の栄養士にはマニュアルがあり、それに沿ってチェックしている。今回のことを受けて今後、それを強化する必要性についても検討していくことになる」と述べた。