長時間労働の撲滅を
メーデー宮古地区祭典で気勢
5月1日の「メーデー」を控え、第88回メーデー宮古地区祭典(主催・同実行委員会)が29日、平良の荷川取漁港ふれあい公園で開かれた。19単組の組合員らが結集し、「メーデー宣言」と「長時間労働の撲滅とワーク・ライフ・バランスの実現、とりわけ『過労死ゼロ』に向けた職場における様々な活動」などに取り組む「特別決議」を採択。全員でガンバロウ三唱を行い、気勢を上げた。祭典は「式典の部」と「祭典の部」に分けて開催されたた。メインスローガンは「長時間労働撲滅、ディーセント・ワークの実現」「今こそ 底上げ、底支え、格差是正の実現を」の2本柱。
サブスローガンは「非正規労働者から、望まれる正規雇用への転換制度を実現させよう」「不当労働行為を糾弾し、労働者の連帯の輪を広げよう」「新たな基地建設に反対。民間空港、民間港湾の軍事利用反対」「つながろうNIPPON 被災地と共に、強い絆を」の四つ。
式典の部で、主催者を代表して池間寛信実行委員長は「我々の生活権が根底から脅かされている。新たな法案整備が今、議論されている。解雇の金銭解決制度というものである。分かりやすく一言で言えば首切り自由である。この制度を絶対認めることはできない、許してはならない」と断固反対を訴えた。
次いで稲福具実宮古事務所長(代読)、下地敏彦市長(同)らが激励の言葉を述べた。
祭典の部では、舞台で春闘ミニバレーボール大会表彰式、宮古高校吹奏楽部の演奏、北中学校吹奏楽部の演奏などが行われた。いずれの演奏ともレベルが高く、参加者らは大きな拍手を送っていた。