GW中のごみ散乱/東平安名崎
景勝地台無し、市「撤去する」
日本有数の景勝地である東平安名崎の駐車場周辺で11日、ごみが散乱していた。これは近くに設置された自動販売機周辺にペットボトルなどが入ったごみ袋が放置され、それからあふれ出た紙パックやカンなどが風に飛ばされ、せっかくの美しい景色を台無しにしている。管理する市都市計画課にこの現状を報告すると「ここだけでなく、GW開けは観光地でよくこの状況になる。早急に撤去するが、行楽地でマナーと節度を守って遊んでほしい」と話した。
この場所はごみ収集車の回収ルートにはなっておらず、基本的にごみ箱も設置していないことから、本来ごみは持ち帰ることになっている。
実際に、自動販売機に貼られた同課のはり紙にも、ごみは各自持ち帰るよう呼び掛けている。
近くで土産物などを販売している店主によると、ゴールデンウイーク期間中のごみが、誰かが持ってきたごみ袋に入れられたまま放置されて、ここ数日はそれからあふれ出したごみが散乱した状況になっているという。
この店主は、GW期間中だけでなく、最近はクルーズ船の観光客も大幅に増えていることから、ごみ対策の必要性を訴える。
11日も訪れた観光客が、自動販売機で飲み物を購入する際に、飲み終えた空のペットボトルをこの放置されたごみ袋に入れる光景も見られた。
結局、放置されたごみ袋は回収されないことから、あふれたごみは、少し強めの風が吹くと、駐車場周辺や遊具のある公園の方へと飛ばされて、散乱していた。