元プロの指導に熱視線/少年少女野球教室
200人が一流の技術学ぶ
プロ野球で活躍したOB選手たちが全国各地の子どもたちを直接指導する「第23回ダイワハウス全国少年少女野球教室」(主催・全国野球振興会)が14日、宮古島市民球場で行われた。
宮古の小学校と中学校の15チーム、約200人が参加し、県出身の元プロ野球選手ら6人から、熱のこもった指導を受けた。
野球教室を前に、宮古野球連盟の源河邦男会長は「オリックスが宮古島でキャンプを行わなくなってから地元の子供たちがプロ選手のすごさを目の当たりにする機会がなくなった。きょうは良い機会なので質の高い技術を学び、将来は宮古からの甲子園出場に向けて頑張ってほしい」と呼び掛けた。
宮古島出身で1988年の夏の甲子園で、沖縄水産高校のエースとしてベスト4入り。その後、西武ライオンズに入団して活躍した平良幸一さんらの技術指導に子供たちは食い入るように見入っていた。
野球教室は、ポジションごとに指導が行われ、投手は平良さんと運天ジョンクレイトンさん(浦添工高卒、日本ハムファイターズ)、竹下浩二さん(興南高校卒、大洋ホエールズ)。捕手は石垣出身で元ヤクルトスワローズの森長隆さんが対応した。
また、内野手は新里紹也さん(沖縄水産高卒、ダイエーなど)と新崎慎弥さん(興南高卒、ソフトバンク)が守備面や故障しない投げ方などを指導した。
元プロ野球選手から技術面だけでなく、練習や試合に挑む姿勢などについても指導を受けた参加者たちは、精神面と技術面両方のレベルアップを図っていた。