五輪へ宮古から始動/土屋ホームスキー部
葛西、伊藤選手ら来島/メダル獲得へ決意
来年、韓国の平昌で開催される冬季オリンピックに向け、土屋ホームスキー部の葛西紀明さん(同部選手兼監督)ら一行が16日、宮古島合宿のため来島した。
葛西さんのほかに今回合宿に参加しているのは、昨シーズン大活躍し平昌五輪でもメダル有力候補となっている伊藤有希選手と小林陵侑選手、伊藤将充選手の計4人。宮古で約1カ月間にわたりトレーニングを行うほか、6月3、4の両日に前浜ビーチで開催される宮古島ビーチバレーボール大会にも出場を予定している。
宮古島合宿について、葛西さんは「宮古島は第2の故郷であり、この島での合宿を一番楽しみにしている。梅雨入りしたと聞いているが、それでも宮古島は必ず晴れるのはわかっている。来年の平昌五輪に向け大切な合宿になる」と話した。
監督としての抱負については「伊藤選手が昨シーズン大活躍してくれて頼もしくなった。ほかの選手たちもこの合宿でレベルアップしメンバー全員が五輪に出場し、メダルが獲得できるような内容にしたい」と決意を示した。
また、宮古島の住民に対しては「ぜひ、見かけた際には気軽に声を掛けてほしい。毎回、島の人たちからはパワーをもらっている。合宿に最適なこの地のパワーを体中に吸い込んで五輪に備えたい」と笑顔になった。
宮古島合宿5年目で、昨シーズンの大活躍で一気に五輪メダル候補になった伊藤有希さんは「毎年大好きな宮古島合宿が平昌五輪に向けたスタートとなる。しっかりトレーニングを積んでここでの成果が五輪の結果につながるようにしたい。また、応援してくれる島の人たちのために恩返しできるジャンプをしたい」と決意を示した。
葛西さんは、ワールドカップ最年長優勝、冬季五輪スキージャンプ最年長メダリストなどのギネス世界記録に認定されるなど国内外からたたえられる「レジェンド」。来年の平昌五輪で新たな伝説が生まれることが期待されている。
さらに、伊藤有希さんも高梨沙羅さんとともに五輪でのメダルの期待が高まっている。