「モリンガ」に審査員特別賞
にっぽんの宝物グランプリ
まだ世に出ていない地方の「こだわりの商品」で競い合う「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」が4日に北九州市で開かれ、新体験部門で宮古島から出品した宮古流通企画の川満健一代表の商品が審査員特別賞、オルタナティブファーム宮古の松本克也代表とプラネット・フォーの中村良三代表の商品が敢闘賞を受賞した。受賞者らは16日、会見を開き受賞の喜びなどを語った。
同グランプリには宮古島から、昨年11月に開催された「宮古島宝物グランプリ」(主催・宮古島商工会議所)でグランプリを獲得したオルタナティブファーム宮古とプラネット・フォーの「黒糖作り体験・バナナスイーツ作り体験」、準グランプリだった宮古流通企画の「宮古島モリンガ(乾燥茶葉)ティーバッグ」、レッドドラゴン(松吉秀樹代表)の「宮古島のガーリックシュリンプソース」が出品された。
商工会議所で開かれた会見で川満代表は「当日の朝、妻が病気で病院に運ばれるハプニングがありキャンセルも考えたが、参加でき、受賞できたことに感謝している。前回の世界大会優勝者からモリンガを使いたいとの申し出を受けたので新しいコラボに挑戦したい」と喜びと抱負を語った。
松本代表は「評価されたことはありがたい。黒糖を炊く実演を行い、ピーナツやチョコを入れるなどしていろいろなバリエーションで楽しめることをPRしてきた」、中村代表は「サトウキビは宮古島の基幹産業だが観光との接点が少ないと思っていた。オーガニックにこだわった松本さんのサトウキビを黒糖として持って帰ることができればと思った。賞をもらえうれしい」とそれぞれ述べた。
松吉代表は「他県の商品はどこでも作ることができる素材から作られていたが、今回、宮古島から出品した3品は宮古らしさが出せていたと思う」との感想を語った。