自動車税、今年度は4億2777万/県宮古事務所
納期内納付を呼び掛け
県宮古事務所の稲福具実所長らは19日に会見を開き、5月31日が納付期限となっている自動車税について、2017年度の同事務所管内での対象台数は1万2775件、合計税額は4億2777万6000円となったことなどを報告するとともに、自動車税を納期内に納めるよう呼び掛けた。
4月1日現在の所有者に課税される自動車税の管内17年度の課税件数は前年度比646件(5・3%)増の1万2775件で、合計税額は2386万8000円(5・9%)増の4億2777万6000円となっている。
16年度の納期内納付率は前年度比1・6ポイント増の83・7%となり、14年度に記録した82・3%の過去最高記録を更新した。県平均の84・5%には0・8ポイント届かなかったが、全国平均の81・3%は上回っている。
自動車税の収入率は15年度決算値で現年課税分が99・9%、滞納繰越分が33・0%で合計は99・3%だった。16年度見込みは現年課税分は前年度と同じで99・9%、滞納繰越分は14・7ポイント減の18・3%で、合計では0・2ポイント増の99・5%。
会見で稲福所長は、17年度県税予算額のうち自動車税は11・5%を占める重要な財源であり、自主財源確保のためにも納期内納付率は県平均を超えたい考えを示した。納期内に納付できなかった場合には年率9・0%の延滞金が加算されるほか、催告や差し押さえなど行うにはコストが掛かることなどから期限内納付を行うよう協力を呼び掛けた。
納付期間中、市内の「宮古島まもる君」に納付を呼び掛けるたすきが付けられるほか、コンビニなどに5月が自動車税納付月であることをPRするのぼりを設置して周知を図っている。