安全、健康確保へ一丸/地区電気事業安全衛生大会
指さし唱和で標語確認
第33回宮古地区電気事業安全衛生大会(主催・宮古地区電気事業安全衛生連絡会議)が24日、おきでん宮古ビル多目的ホールで開かれた。電気工事に携わる事業所の従業員らが参加し、指さし唱和で全員が大会標語を読み上げたほか、労働災害の未然防止を図ることなどを管理目標とする大会宣言を採択し、安全と健康の確保へ一丸となって取り組むことを確認した。
大会であいさつに立った沖縄電力離島カンパニーの島袋清人社長は、安全は経営の根幹であり、労働者の安全と健康を確保することは最優先事項との考えを示し「業務を一つ一つ丁寧に、かつ安全に行うとともに、共に働く仲間を守り、安心して働くことのできる職場環境をつくることが重要」と語った。
沖縄電力労働組合の松原淳執行委員長は取り組むべき重要な事項として熱中症対策と、心の病気に対応するメンタルヘルスを挙げ「各職場で労使協議や安全衛生委員会などを通じて安全と衛生面の取り組みを論議し、展開してほしい」と呼び掛けた。
指さし唱和では、2017年の大会年間標語「快適な職場に響く合言葉『健康・安全・ゼロ災害』」などを全員で読み上げ確認した。
大会宣言では、①労働災害の未然防止を図る②従業員は自らの健康づくりに主体的に取り組み、会社は健康推進施策でそれを支援する③働きやすい職場環境づくりを推進する-の三つを管理目標に掲げ、目標達成のため労働災害防止対策の点検と効果の確認、メンタルヘルスと生活習慣病対策の強化、働きやすい職場環境づくりの推進などを重点的に取り組むことなどを宣言した。
今大会で功労賞と職長賞を受賞した5人に表彰状が贈られたほか、発電部門安全衛生連絡会議の2016年度の活動報告と年度の活動計画が発表された。
受賞者は次の皆さん。(敬称略)
【功労賞】砂川春栄(沖電工宮古営業所)【職長賞】下里幸男(大和電工)▽砂川直喜(吉田産業)▽長元明男(沖縄電力離島カンパニー宮古支店)▽下地淳市(同)