「海外で結果出す」
独サッカーチーム移籍/友利皓さん市平良出身
宮古島市平良出身の友利皓さん(23)が4月、ドイツのサッカー6部、ランデスリーガーのDSV1900への移籍が決まり、7月にドイツに渡り、チームと合流する。海外でプロサッカー選手としての夢実現に挑む。「ずるずるとやっても仕方がないので、6カ月間で結果を出す」と自分で決めた。「超えたいライバルは自分」と言い切る。
友利さんは幼稚園のころからサッカーを始め、東小学校、北中学校、宮古高校、吉備国際大学(岡山県)とサッカーを続けてきた。これまでは東京都の社会人チーム、東京HBOに所属。MF(ミッドフィルダー)として活躍してきた。
ドイツチームへの移籍について「ドイツはサッカーの組織が一番しっかりしているし、ワールド杯優勝の経験もある」と、ドイツでのプレーを決めた。
移籍は自ら代理人を見つけてチームと交渉。今年4月29日に正式に契約を結んだ。
その後、ドイツで1カ月程、チームの練習に参加した。「最初の得点を挙げるまでは、ボールがなかなか回ってこなかった」と振り返る。「見える形で結果を出さないとダメ。まず、多くの得点を挙げたい」と意欲的だ。
ドイツと日本のサッカーを比べ「日本人は足技が器用で、技術力もある。ただ、ドイツの人たちのボールへ執念はすごい」と練習で感じた。
7月にドイツに渡ってからは一人住まい。チームの地元デュースブルグで自炊生活を送る。ドイツ語は目下勉強中。「まず、サッカー用語から覚えないと」。
皓さんの父、清則さんは「幼稚園のころからサッカー一本でやってきた。自分の好きなことに挑戦するので、親としての心配は少しあるが、応援したい」と、皓さんの移籍を温かく見守っている。