7議席を10人で争う/多良間村議選あす投開票
【多良間】23日に告示された多良間村議会議員選挙(定数7)は、28日の投開票に向け最後の追い込みに入った。7議席を10人で争う構図で、6月25日投開票の村長選の前哨戦として位置付けられている。目立った争点はなく、1票が勝敗に左右することから、地縁血縁を軸に票の上積みに全力を挙げる。
有権者数は817人(男性455人、女性364人)で、前回選挙より87人減少した。有権者の関心は高く、投票率は前回同様90%台と高くなりそうだ。当選のボーダーラインは75~80票とみられている。
立候補しているのは届け出順に豊見城玄淳氏(71)=無所属現、富原安則氏(66)=無所属現、渡口直和氏(64)=無所属現、嘉手苅光徳氏(66)=無所属元、安里三喜男氏(59)=無所属新、富盛裕香氏(49)=共産新、福嶺常夫氏(71)=無所属新、豊見山正氏(62)=無所属現、森山実夫氏(66)=無所属現、本村健次氏(52)=無所属現の10人。
現職の伊良皆光夫氏を支持しているのは5人、「反伊良皆」は4人で、中立は1人。
一部の候補者は政策ビラを配布し政策を強調。同村議員選としては珍しい、街頭での演説も行われている。
候補者の一人は「有権者数が前回より少なくなっているので、78票が当確ラインと考える」と分析。別の候補者は当確ラインは75票とした上で「80票を目標に頑張りたい」とそれぞれ話した。
来月の村長選への影響については複数の候補者が「村議選と村長選は別」と述べ、各候補者の得票数が村長選に反映されるものではないとの見方を示した。
投票は午前7時~午後7時まで、村役場1階ロビーで、午後8時からは同会場で開票作業がそれぞれ行われる。