現職5人、新人2人当選/多良間村議選
引き続き少数与党に/7人目はくじで決定
【多良間】任期満了に伴う多良間村議会議員選挙(定数7)は28日、投票が行われ、即日開票の結果、現職5人、新人2人がそれぞれ当選した。伊良皆光夫村長を支える与党は、議席を一つ増やして3議席を獲得したが、野党は現職4人全員が当選を果たしたことから少数与党となり、引き続き厳しい議会運営を強いられる。元職の嘉手苅光徳氏と、新人の福嶺常夫氏は得票数が同数となり、くじ引きの結果、福嶺氏が最下位当選となった。
当選したのは得票順に富原安則氏(66)=無所属現、渡口直和氏(64)=無所属現、豊見山正氏(62)=無所属現、森山実夫氏()=無所属現、本村健次氏(52)=無所属現、安里三喜男氏(59)=無所属新、福嶺氏(71)=無所属新。
元職の嘉手苅氏(66)=無所属=、現職の豊見城玄淳氏(71)=無所属は落選。初の女性、島外出身者(東京都)として立候補した富盛裕香氏(49)=共産=も当選は果たせなかった。
村議選は、6月25日投開票される村長選の前哨戦と位置づけられ、23日の告示日から27日までの5日間にわたり選挙選が展開された。
目立った争点はなく、選挙カーでの遊説や街頭演説もほとんど見られず静かな選挙選となった。
4年前の選挙に比べ、有権者数が87人減少。1票が当落を影響することから、各候補者とも当選に必要な最低得票数(当選ライン)を前回より低く設定して、地縁血縁票を軸に票の上積みを図った。
当選した7人には6月2日に、村選挙管理委員会から当選証書が付与される。