新規高卒予定者 就職内定100%目指す
支援計画など確認/職業紹介連絡会議
市内4高校と宮古特別支援学校の校長と進路担当教諭、宮古公共職業安定所(ハローワーク宮古)担当職員らで構成する新規高校卒業予定者職業紹介業務連絡会議の2017年度第1回会議が31日、ハローワーク宮古で開かれた。17年3月新規高校卒業者の就職状況や今年度の職業紹介業務での留意事項、ハローワークによる支援事業計画などを確認した。
会議の冒頭、ハローワーク宮古の知念宏和所長は、関係者の協力で15、16年度の2年連続で新規高校卒業者の就職内定率100%を達成したことを報告し、今年度も100%を目指したい考えを示し、「沖縄は生徒の選択が全国と比べると若干遅い。早めに進路の選択をするよう指導してほしい」と呼び掛けた。
沖縄労働局の担当職員は18年3月新規高校卒業予定者の職業紹介業務に関する留意事項として、昨年は6月20日からだった求人の申し込みが6月1日からに早まること、求人活動は7月1日、推薦開始は8月30日、採用選考開始と採用内定開始は9月16日以降からとなることなどを説明した。
ハローワーク宮古の担当職員は17年3月新規高校卒業者の就職内定状況や求人数の推移などを報告したほか、18年3月卒業予定者は528人で、そのうち現時点での就職希望者数は115人であることを説明。ハローワークによる職業紹介業務実施計画としては7月に3年生を対象とした就職ガイダンスと地域企業合同説明会を、9月か10月に同会議の第2回を開催するほか、就職セミナーや出張相談、職業相談などは随時、受け付けていることなどを紹介した。
各学校の校長や担当職員が昨年度の就職実績や今年度の活動計画などを報告したほか、就職希望状況や今後の対応などについて意見を交わした。