「雪塩太もずく」新発売/パラダイスプラン
宮古島漁協とコラボ商品/島内で生産、加工、販売
宮古の海の恵み満載のモズク商品が完成した-。「雪塩」の製造販売などを行うパラダイスプランの西里長治社長と宮古島漁業協同組合の渡真利一夫組合長は3日、市内の事務所で会見を開き「雪塩」に漬け込んだ「雪塩太もずく」をきょう4日から発売することを発表した。
同社と漁協のコラボレーションで完成したこの商品は、長期間保存でも生のモズクのような歯ごたえが残るのが特徴で、宮古島の新たな特産品としてモズクの生産と消費拡大に期待が高まっている。
会見で西里社長は「島の海で育ったモズクを宮古の海の成分をそのままに残した雪塩で漬けたオール宮古の商品。半年後でも生のような食感が特徴なので、島の特産品としてどんどんアピールしていきたい」と話した。
渡真利組合長も「これまで生産された宮古島のモズクは、そのほとんどが島外に出荷されてから商品化されていた。雪塩を使ったこの商品でさらに消費拡大につながることを期待している」と述べた。
西里社長によると、これまでの塩漬けした塩蔵のモズク商品は、生のシャキシャキ感が失われていたが、雪塩を使うとモズクの水分を失いすぎずシャキシャキした生に近い食感と歯ごたえが残るのが特徴としている。
商品の容量は180㌘で価格は300円(税別)。「島の駅みやこ」と那覇市の「島の駅みやこ桜坂市場」の2店舗で発売し、年間の販売目標は6万個としている。
西里社長は「宮古島はモズクの産地だが、その大半は島外への出荷されて島民も観光客もモズクが宮古の特産品であることをあまり認識していない。『雪塩太もずく』は原料も加工も販売も宮古というオール宮古の商品なので、新たな特産品としてアピールしていきたい」と話した。