「ハードなトレーニングに」/ビーチバレー
スキージャンプの葛西さん
合宿のため来島しているソチオリンピックスキージャンプ銀メダリストの葛西紀明さん(土屋ホームスキー部)が今年もビーチバレー宮古島大会に出場し、大会の盛り上げに一役買っている。ビーチバレーはスキージャンプのトレーニングの一環として取り入れていると言うが、宮古島大会は「毎年楽しみにしている」と笑顔で語る。
ここ数年は毎年、この大会に合わせ宮古島合宿を開催。今年は男女混成4人制に「ゲストハウスハナハナ①」の一員として出場し、予選グループ戦初戦を接戦の末、23対21という小差で勝利した。試合後「どきどきした。ここ数年負けてばかりだったので勝ててうれしい」と喜びを語った。
15年ほど前、宮古島へ合宿に来た時、市の関係者から要請を受け初出場。そこでビーチバレーの楽しさを知り、その後も合宿のタイミングを合わせることができれば出場するようになり、今回で10回目ほどの出場になるという。「みんな強くて全然勝てないが、それでも楽しみにして毎年、参加している」と話す。
ビーチバレーについて「すごくハードなトレーニングになるとても良い競技。(スキージャンプの)トレーニングの一環として取り入れている」と語る葛西さん。宮古島大会については「いろいろな人に会え、人との輪が広がるので毎年楽しみにしている」という。
今年の合宿は来年、韓国で開催される平昌五輪を見据える。「宮古の最高の空気を吸い、パワーをもらっている。皆さんの応援が力になる。ぜひメダルを取って、宮古へ戻ってきたい」との意気込みを示した。