17年3月期は増収減益/沖縄銀行
宮古でIR説明会開催
沖縄銀行(玉城義昭頭取)の「おきぎんIR(インベスター・リレーションズ)説明会~お客さまふれあいミーティング~」が6日、市内のホテルで行われた。
玉城頭取は、県内の経営環境分析として人口の将来展望や観光客数の推移のほか、沖縄をヒト、モノ、カネ、情報の交易・交流拠点とする「アジアゲートウエイ」として発展する戦略などについて説明した。
同行を取り巻く環境を説明した上で、玉城頭取は17年3月期決算については、貸出金利息が減少するも、有価証券利息配当金などで経常収益は増加。一方で資金利益、役務取引等利益の減少や与信費用の増加により、経常利益が減少となり同期については「増収減益」となったことを報告した。
具体的には、貸出金利息の減少を有価証券売却益などの増加が上回った経常収益は前期比1・3%増の383億1600万円。
一方の経常利益は同26・7%減の78億5800万円となり、3期ぶりの「増収減益」となった。また、当期純利益は同25・0%減の53億6000万円となっている。
そのほか、第17次中期経営計画3年目となる今年度については、お客目線の「業務改革(チェンジ)」から「新たな価値(バリュー)創造へ」と位置づけ、デジタル化の進展を踏まえた「より良い社会基盤」の提供を掲げている。
説明会には、各会社の代表や担当者らが参加し、説明会後には懇親会も開かれた。