ロストラル号が初寄港/ラグジュアリークルーズ船
欧米からの観光客ら来島
フランスの客船会社ポナンのラグジュアリークルーズ船・ロストラル号(1万700㌧)が6日朝、宮古島に初寄港した。ヨーロッパからの外国人客や日本人客など173人が同日夜の出港時まで島内観光などを楽しんだ。接岸した平良港下崎ふ頭では歓迎セレモニーが開かれ、長濱政治副市長から船長のパトリック・マッシソー氏に記念品が贈られた。
同船は5月30日に大阪を出発し、岡山、広島、屋久島、奄美大島、沖縄本島の本部などを経由して宮古島へ寄港。宮古出航後は石垣島に立ち寄ってから最終寄港地である台湾の基隆へと向かう。乗客の多くはヨーロッパ人で、関西国際空港へ飛行機で入国し、大阪港から乗船した。乗客173人に対し139人の乗組員数が乗船している。
歓迎セレモニーで長濱副市長が「乗組員、乗船客の皆さんに宮古島の美しい自然をを堪能してもらい、心に残る思い出の旅となることを願っている」と呼び掛けた。
マッシソー船長は「宮古島に来ることができたことをうれしく思う。私たちのゲストが宮古島をエンジョイしてくれることを確信している」との考えを示した。
ミス宮古からマッシソー船長らに花束が贈られたほか、長濱副市長はマッシソー船長に額に入れた宮古上布の布を、マッシソー船長は長濱副市長に同船を描いた盾を贈呈した。
同船は「食通の船」とも呼ばれ、提供されるフランス料理に定評がある。乗客は午前中、バスツアーで島内観光などを楽しんだ後、いったん戻り、船内でランチを食べ、午後から再び観光へと出掛けた。
同日はプリンセス・クルーズ社のサファイア・プリンセス号(11万5875㌧)も乗客2596人、乗組員1058人を乗せて宮古島へ寄港していた。