陸自配備で論戦へ/市議会
きょうから6月定例会
市議会(棚原芳樹議長)の6月定例会がきょう8日に開会する。会期は21日までの14日間。初日の本会議では、下地敏彦市長が議案を提案し、提案理由を述べた後、質疑が行われる。今議会の最大の争点は千代田カントリークラブへの陸上自衛隊配備計画で、一般質問でも激しい論戦が展開される見込みとなっている。また、同計画の中止を求め全国から33件の陳情書も提出されている。
今定例会は、9日から各常任委員会に付託された議案の審査が行われ、一般質問は14日から土、日の休会を挟んだ20日までの5日間となっている。
一般質問では、同クラブへの駐屯地建設が8月に着工するとの一部報道や、地下水審議会の委員3人がこの計画をめぐり連名で同審議会の開催を2月に求めているにもかかわらず、いまだに開催されていない状況などもあり、当局側と配備反対の市議とで激しいやり取りが展開されそうだ。
さらに、同問題については今定例会に計画の中止などを求める陳情書が全国から33件提出され、市議会事務局が受理している。
定例会開催期間中に総務財政委員会と文教社会委員会で審査されるが、事務局によると、内容がほぼ同様な陳情書が、今回のように多数提出されたのは初めてという。
そのほか、今議会に提案される主な議案は▽2017年度市一般会計補正予算▽同年度国民健康保険事業特別会計補正予算▽同年度介護保険特別会計補正予算▽財産の取得の追認議決を求めることについて-など、議案6件、報告9件の計15件となっている。