安全な街づくりに全力/ちゅらさん運動
2016年度ちゅらうちなー安全なまちづくり推進功労者等表彰式で、宮古島地区防犯協会理事の辺土名忠志さん、地区防犯協会池間支部、宮古保護区保護司会が表彰を受けた。朝のあいさつ運動や防犯パトロールなど安全、安心な街づくり活動が評価された。長濱政治副市長に報告した1個人2団体は「この賞を励みに、活動をさらに充実させたい」と決意した。
この表彰式は、「ちゅらうちなー安全なまちづくり推進会議」(会長・翁長雄志知事)が主催。犯罪のない安全、安心な県の実現を目指して推進する「ちゅらさん運動」に取り組み、功労のあった個人や団体を会長名で表彰している。
個人功労表彰の辺土名さんは、毎月および年末年始の防犯パトロール活動で地域の安全を確保した。
地区防犯協会池間支部は防犯パトロールのほか朝のあいさつ運動で島内の安全を守り続けた。保護司会はあいさつ運動や未成年者の飲酒防止運動に取り組んだことが評価された。
7日午前、長濱副市長に報告した辺土名さんは「行政や関係団体の温かい協力のおかげでこのような賞を頂いた。これからも安全、安心な街づくりにまい進したい」と話し、活動の充実を誓った。
8年前に再結成された地区防犯協会池間支部の松川浩代表は「朝のあいさつ運動を続けてきた。老人クラブや教職員、PTAの協力が大きい。地域の理解と協力があって、今回の賞を頂くことができた。この賞を励みにさらに活動を充実させたい」と決意を語った。
保護区保護司会の普天間裕会長は「学校の学期の始まりと終わりの1週間、朝のあいさつ運動を続け、子どもたちの登校の安全確認をしてきた。これからも続けていく」と話した。
受賞報告を受け長濱副市長は「地域は、地域が守らないとうまくいかない」と話し、1個人2団体の活動を高く評価。「皆さんが力を合わせて地域の交通安全や防犯活動に取り組んでくれていることに心から感謝したい。これからもみんなで連携し、ちゅらさん運動を展開してほしい」と活動の充実を期待した。
ちゅらさん運動とは県や教育庁、警察、市町村および県民が総ぐるみで行う防犯のための活動のこと。①通学路、公園等の安全、安心な環境整備を推進するちゅらまちづくり②子どもたちの健全育成を図るちゅらひとづくり③地域の連帯と自主防犯活動の活性化を促進するちゅらゆいづくり-をちゅらさん運動と称す。