「沖縄に生まれて良かった」/世界王者、比嘉大吾が凱旋
【那覇支社】世界ボクシング評議会(WBC)フライ級新王者に輝いた比嘉大吾(21)=宮古工業高卒、白井・具志堅スポーツジム=が9日正午、那覇空港に凱旋(がいせん)した。25年ぶりの県出身ボクシング正規王者を祝おうと、到着ロビーでは後援会やファンら多数が大きな拍手と歓声で出迎えた。比嘉選手は11日に宮古へ到着する予定で、パレードや祝賀会が計画されている。
那覇空港の到着ロビーで行われた歓迎式では、JTA職員による花束贈呈が行われた。比嘉選手は「沖縄に生まれて良かった。世界チャンピオンになって(具志堅)会長やトレーナーと一緒に帰ってくるのが夢だった。これから、もっと有名なチャンピオンになりたいと思うので、応援よろしくお願いします」と喜びを語った。
白井・具志堅スポーツジムの具志堅用高会長は「比嘉大吾をチャンピオンにさせ、一緒に沖縄に帰ってくることができてうれしい。世界チャンピオンを誕生させた実感が沸いてきた。皆さんと一緒に喜びを分かち合いたい」と笑顔であいさつした。
比嘉選手が宮古に凱旋するのは11日の予定。同日午後1時に宮古島空港で歓迎式、午後4時からは西里通りでパレードが開催されるほか、市役所平良庁舎駐車場では「報告会」も行う。午後7時からは、ホテルアトールエメラルド宮古島で祝賀会が開かれる。